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Objet series
Objet(オブジェ)シリーズは、身近な「もの」をテーマに選び視覚の対象(objet)としてレンズを通して向き合うシリーズである。人間の曖昧な視覚と記憶に着目し、普段見過ごしている「もの」の静止した像から「見る」ことの可能性を広げようとする試みである。光と闇がものの持つ形・色・質感を見せてくれる。
In this “Objet Series”, I pick up one object from my daily life and take a good look at it through the lens. Focusing on the ambiguity of our vision and memory, I try to expand the possibility of looking and perception by static images. Light and darkness give us the sight of shape, color and texture.
Series Ⅰ 卵
Series 1. Egg
しろく まるい かたまり
生命 最初の仮住まい
殻に隔てられた中の宇宙を
見ることはできない
やがて一筋の亀裂
生命は内から打ち破ってゆく
Ⅱ 羊羹
くろく しかくい かたまり
外はつるり
切るとずしりと
つまっている
光を吸いとってしまうように
口に入れると
舌がざらりと闇をなでる
Exhibition
2024.5.1~5.15 Alt_Medium Takadanobaba, Tokyo
Ⅲ 和紙
張りのある直線と
やわらかな曲線
その間をゆらめくように
和紙は姿を変える
はりとしわ
光をふわっと包み込んでは押し返す
そしてそっと染み込んでゆく
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